2017年の途中頃から、Chrome、Edgeが起動せず、フリーズしてしまうという事象が起きていました。(Windows10にて)
Chromeは毎回フリーズではなく、1日のうち主に午前中にフリーズ。
Edgeは毎回フリーズ、起動できない。
色々調べて解決できましたので、実施した内容と対処法を記載します。
※対応は個人の責任で実施してください。問題が生じた場合でもこちらでは責任は負えません。
別アカウントから起動してみる
まず最初に別アカウントを作成し、管理者として権限を付与し、ChromeとEdgeを起動してみました。
もしこれで起動できるようになったら、アカウントを移行すれば解決すると思います。
しかし、解決せず。
再インストールする
※拡張機能・ブックマークなどが消えてしまうので、プラグイン・ブックマークなどブラウザの再設定が必要になります。
Chromeをアンインストールし、再インストールしてみました。
Edgeについては、アンインストール・インストール手順が異なります
(PowerShellの利用)ので、ここでは割愛します。
しかし、解決せず。
セキュリティソフトの見直し
結論から言うと、今回は「IBM Security Trusteer Rapport」が影響していました。
Rapport(ラポート)は日本アイ・ビー・エム株式会社が提供する、インターネットバンキングを狙ったウィルス対策の無料ソフトです。
原因特定・暫定対応
インターネットバンキングは月に数回利用する程度とは言え対策は必要ですので、アンインストールではなく起動停止で対応しました。
スタートメニューから「Trusteerエンドポイント保護」→「Trusteerエンドポイント保護を停止する」を選択し、画像認証を経て停止することができます。
ChromeもEdgeもフリーズすることなく、快適に使えるようになりました。
インターネットバンキングを利用するとき・個人情報を入力するときは、スタートメニューから「Trusteerエンドポイント保護」→「Trusteerエンドポイント保護を起動する」を選択して起動してから使うようにしました。
(ブラウザの起動時にフリーズすることが多いようで、ブラウザを立ち上げた後にRapportを起動すればフリーズが発生せず使えました。この場合でフリーズする事象は私のPCでは現在発生していません。)
本格対応
このような場合、Rapport(ラポート)のバージョンが低い可能性があるので、アンインストール・再インストールすることで手動の切り替えなくブラウザの利用が可能になりました。(問い合わせ結果より)
しかし、PC起動時に遅くなってしまいました。
スタートアップ時の読み込みの問題だと思いますが、しばらく様子を見ながら利用してみます。
余談ですが、PC起動時にOneDrive、CreativeCloud、Dropboxなどのクラウドサービスが自動で立ち上がるようにしていると起動にとても時間がかかってしまいます。こちらも手動で起動するようにし、スタートアップの時間を短縮しています。クラウドサービスは便利ですが、複数のサービスを利用していると起動・処理に時間がかかるのが難点です。